説明
PDFファイルから文字列の検索結果を一覧表示します。
このコマンドは複数のPDFファイルの同時検索は出来ません。
※Adobe Readerでは当DDEを使用出来ません。
形式
[DocFind(char* fullPath,
char* string,
boolean caseSensitive,
boolean wholeWords,
boolean bReset)]
引数
注意：第３引数の印刷ドライバー名「driverName」は要らないくても印刷出来る！
| fullPath [char*] |
検索するPDFファイルのフルパス 注意：パス中に空白があるときは注意する。 |
| string [boolean] |
検索する文字列 |
| caseSensitive [boolean] |
真(TRUE)の場合は大文字と小文字を区別して検索する。 偽(FALSE)の場合は区別しない |
| wholeWords [boolean] |
真(TRUE)の場合は単語単位で検索する。 偽(FALSE)の場合は単語単位で検索しない |
| bReset [boolean] |
真(TRUE)の場合は最初の頁から検索する。 偽(FALSE)の場合は現在の頁から検索する |
戻り値
| true | false以外のとき。 |
| false | fullPathによって指定されたPDFドキュメントが開かれてない。 又は検索出来なかった。 |
注）ExcelのVBAではDDE命令の発信ステートメント上で、戻り値を取得出来ません。
サンプル：ExcelのVBA
ＰＤＦドキュメントから「Ａｃｒｏｂａｔ」の文字列を検索し、一覧で表示します。
- Excel VBA開発環境をF8キーでステップ実行して動作確認する。
Sub DDE_DocFind()
Dim lChanNo As Long ‘DDEチャンネル番号
‘パスに空白が入った時用にダブル引用符を付加
Const CON_PDF_PATH = “””E:¥test01.pdf”””
‘Acrobatアプリケーション起動。
Shell “C:¥Program Files¥Adobe¥Acrobat 8.0¥Acrobat¥Acrobat.exe”
‘DDEチャンネルのオープン
lChanNo = DDEInitiate(“Acroview”, “Control”)
‘PDFファイルのオープン
DDEExecute lChanNo, “[DocOpen(“ & CON_PDF_PATH & “)]”
‘最初の頁から検索します。
DDEExecute lChanNo, “[DocFind(“ & _
CON_PDF_PATH & “,Acrobat,FALSE,FALSE,FALSE)]”
DDEExecute lChanNo, “[DocFind(“ & _
CON_PDF_PATH & “,Acrobat,TRUE,TRUE,TRUE)]”
‘PDFを全て閉じ、Acrobatアプリケーション終了
DDEExecute lChanNo, “[AppExit()]” ‘これをしないとAcrobatプロセスが残る
‘DDEチャネルを閉る
DDETerminate lChanNo
End Sub
実行結果
※別画面に検索結果一覧が表示されました。
補足
- Adobe Readerでは使用出来ません。
- 第３引数、第４引数、第５引数は大文字のTRUE、ＦＡＬＳＥを指定しないとメソッドの実行は失敗します。
動作確認環境
- WindowsXP + SP3 + WindowsUpdate
- Adobe Ａｃｒｏｂａｔ Pro 8.1.4 + Office Pro 2003
Adobe社の解説ページ : 英語
以下がAdobe社のAcrobat DDEの解説ページです。表示には時間がかかります。
http://livedocs.adobe.com/acrobat_sdk/9/Acrobat9_HTMLHelp/IAC_API_DDE_Messages.104.8.html
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